石刻クイズの答えです!

3問以上正解なら合格です!
5問以上正解でしたら・・・一緒に旅をしましょう!


 @番の答えは・・・
 せいしんへきようひ
『西晋辟雍碑』


西晋咸寧四年(278年)
所在地:河南省偃師市東大郊村

1931年に村民の黄さんが墓を建てようと
この辺りを掘り起こしていたところ発見!

「皇帝三臨辟雍碑」とも呼ばれるように
皇帝司馬炎が三度臨幸したことを
称賛したもの。辟雍=大学
碑亭門扁額には「大学国宝」と刻されている。

扉は施錠されているので管理人さんを
近所で探しましょう!
付近の様子 清碑などが転がっている 碑亭門扁額


 A番の答えは・・・
 さんろうきじきじつ(き)ひ
『三老諱字忌日(記)碑』


東漢建武二十八年(52)
所在地:浙江省杭州市孤山西冷印社

清咸豊二年(1852)、浙江省余姚客星山より出土。
地方官職「三老」の数代の名字、忌日などが
刻されている。古隷で知られる『浙江第一碑』

1921年秋に上海商人を経て海外(日本)へ
流出しそうになった際、丁輔之や呉昌碩らが奔走し
三老石室内安置までの過程は口碑となっている。

石室内には元〜清代墓誌や宋刻石鼓などもある。
付近の様子 漢三老石室(座像は金石大家の丁敬) 石室内


 B番の答えは・・・
 らんりょうおうひ
『蘭陵王碑』


南北朝陳期(580年頃)
所在地:河北省磁県蘭陵王墓園

北斉末期に活躍した文武両道で美男子と
語られる高粛(字:長恭)の
墓前碑亭に置かれている。

高粛の戦功、功徳のほか当時の
政治経済の状況がわかる貴重な碑だ。

周辺の北朝墓群も見逃せない。
付近の様子 蘭陵王墓 碑額


 C番の答えは・・・
 こうちゅうひ
『孔宙碑』


東漢延熹七年(164年)
所在地:山東省曲阜市漢魏碑刻陳列館

当初は孔林内孔宙墓前に置かれていたが、
清初に孔廟に移された。近年陳列館へ。

漢隷教本の代表格。
陳列館内には他に乙英碑・礼器碑・孔宙碑・
史晨碑・熹平残碑・張猛龍碑など・・・

お時間があったらコチラをご覧ください。
付近の様子 陳列館内 乙英碑


 D番の答えは・・・
 ほくしゅうぶんのうひ
『北周文王碑』


北周閔帝宇文覚元年(557年)
所在地:四川省龍泉驛区山泉鎮大佛岩

南北朝北周の太祖「宇文泰(文王)」の
戦功が刻まれている。鮮卑族。

成都東部の桃園広がる山間部に位置し、
大仏が鎮座する本殿の裏側、
「天落石」とも呼ばれる巨斜石がそれだ。

他に「唐三教道場碑」や歴代の磨崖石刻を
拝むことが出来る。
付近の様子 天落石全景 唐三教道場碑


 E番の答えは・・・
 ほっかいのしょうけいくん(の)ひ
『北海相景君碑』


東漢漢安二年(143年)
所在地:山東省済寧市漢碑館

漢益州太守北海相景君銘(北海相景君碑)。
名君の功徳が刻されている。漢篆隷。

済寧市博物館内の漢碑館内に置かれている。
他に「鄭固碑」「魯峻碑」「武栄碑」「範式碑」なども。

1980年に金郷県にて発見された西漢墓門碑、
「禳盗刻石(魚山刻石)」も済寧博物館にあるが
展示されていない。
付近の様子 漢碑館(亭) 禳盗刻石(魚山刻石)


 F番の答えは・・・
 せいへいしょうぐんしゅうふくん(の)ひ
『西平将軍周府君碑』


唐元和六年(811年)
所在地:江蘇省宜興市周孝候廟

江南には数少ない“穿孔双龍碑”。
(穿孔碑自体も中国全土で150基ほどと希少)
また、「王羲之書※」と伝えられているのも
当該碑が著名な理由である。(※諸説有)

他、碑廊には1973年出土の史貞女(伍子胥の時代)
に関する「唐貞義女碑」=唐天宝十五年(756年)刻
や、「宋蘇東坡楚頌碑」、「明浄雲枝法帖」など
80基ほどの石刻が置かれている。
付近の様子 周孝候廟=周王廟=英烈廟 唐貞義女碑


 G番の答えは・・・
 ひょうちゅうかん(の)ひ
『表忠観碑』


北宋元豊元年(1078年)
所在地:浙江省杭州市銭王祠

蘇軾(蘇東坡)渾身の四通八面850字巨制。
呉越期の事跡や銭王の功績が刻まれている。
文天祥や岳飛、陸游などが讃称している。

残念ながら宋刻碑は全て行方不明となり、
明嘉靖三十六年(1557年)、当時の
杭州知府により重刻された。(現存3碑)
付近の様子 表忠観三碑 「忠順貽麻碑」乾隆帝


 H番の答えは・・・
 たいざんこくせき
『泰山刻石』


秦始皇二十八年(前219)
所在地:山東省泰安市岱廟(泰安博物館)

「エキ山刻石」「ロウヤ台刻石」「之フ刻石」
「東観刻石」「碣石刻石」「会稽刻石」と合わせて
『始皇七刻石』と呼ばれる。前219〜210年時の
巡行の際に建碑された。李斯の書とされる。
現存は「泰山刻石」と「ロウヤ台刻石」のみ。

“馬鹿”の故事で知られる二世皇帝「胡亥」が
巡行した際、同碑に併刻している。
付近の様子 岱廟 「ろうや台刻石亭」※岱廟からは270q


 I番の答えは・・・
 エイカクメイ
『エイ鶴銘』


南梁天監十三年(514)
所在地:江蘇省鎮江市焦山

王羲之書とも云われる面白い石刻だ。
※定説では陶弘景。


落雷や洪水等で宋代から幾度も川底に沈んだ
経緯がある。原銘は170字ほど(又は167字)。
2008年6月〜10月に南京博物院と鎮江博物館
による大規模な発掘調査が行われた。
その際、“鶴”や“化”文字が発見されている。

他にも焦山には磨崖石刻80、碑刻500通ほど
があり数日かけて廻りたい場所だ。
付近の様子(焦山への乗船場) “鶴”字岩石 引き上げ後の姿 魏法師碑(唐677年)


 ついでに掲載・・・
 りゅうぞうじひ
『龍蔵寺碑』


隋開皇六年(586年)
所在地:河北省正定県龍興寺境内

建碑は当時の恒州刺史“王孝仙”
龍蔵寺建造時の状況が記されている。

龍蔵寺…宋代に龍興寺と改称され、
現在は正定大仏寺とも呼ばれる。

境内にはこのほか北宋瑞拱二年(989年)の
「龍興寺大悲像并閣碑」をはじめ、
多くの石碑をみることができる。
付近の様子 龍興寺 龍興寺大悲像并閣碑


お疲れ様でした!


以上、書道用品のトモナリの・・・旅する主人が作成致しました。
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